今週までの問題と解答です。
[問題 285] Yes / No で答える問題(新約聖書)
ペテロは、イエスさまと同じように生涯独身だった。
1 → 独身だった 2 → 妻帯者だった
[正解] 2
[解説]
ペテロには、妻がいます。
マタイによる福音書 8章 14節
それから、イエスはペテロの家にはいって行かれ、そのしゅうとめが
熱病で、床についているのをごらんになった。
[問題 286] Yes / No で答える問題(新約聖書)
イエスさまには、姉妹はいなかったと聖書に書かれている。
1 → 姉妹はいなかった 2 → 姉妹はいた
[正解] 2
[解説]
イエスさまには、姉妹が二人以上いたと聖書に書かれています。
マタイによる福音書 6:3
「この人は大工ではないか。
マリヤのむすこで、ヤコブ、ヨセ、ユダ、シモンの兄弟ではないか。
またその姉妹たちも、ここに私たちと一緒にいるではないか。」
[問題 287] Yes / No で答える問題(旧約聖書)
「ゴリアテを殺したのはエルハナン」と、旧約聖書には書かれている。
1 → 正しい 2 → 誤っている
[正解] 1
[解説]
「ゴリアテを殺したのは、ベツレヘム出身のエルハナン」と書かれています。
サムエル記 下巻 21:19
ここにまたゴブで、ペリシテびととの戦いがあったが、そこではベツレ
ヘムびとヤレオレギムの子エルハナンは、ガテびとゴリアテを殺した。
[問題 288] Yes / No で答える問題(旧約聖書)
シェバの女王は、ソロモンの名声を聞き、難問をもってソロモンを試そ
うと、極めて大勢の随員を伴い、香料、多くの金、宝石をらくだに積んで
エルサレムに来た。ソロモンのところに来ると、彼女はあらかじめ考えて
おいたすべての質問を浴びせたが、ソロモンはそのすべてに解答を与えた。
ソロモンに分からない事、答えられない事は何一つなかった。
(歴代誌 下巻 9:1-2)
その後、ソロモンの側から、一つの質問をシェバの女王にしたが、答え
られなかったため、女王はソロモンの知恵を讃え、彼を王位につけた神を
讃えた。
1 → 正しい 2 → 誤っている
[正解] 2
[解説]
ソロモンは、シェバの女王に質問をしていません。
(列王記 上巻 10章、歴代誌 下巻 9章を参照)
[問題 289] Yes / No で答える問題(旧約聖書)
歴代志の最後と、ネヘミヤ記の最初は、ほとんど同一である。
1 → 正しい 2 → 誤っている
[正解] 2
[解説]
歴代志の最後と、エズラ記の最初はほとんど同一である。
歴代志 下巻 36:22 エズラ記 1:1〜2
ペルシャ王クロスの元年に、主はさきにエレミヤの口によって伝えられ
た主の言葉を成就するため、ペルシャ王クロスの心を感動されたので、
王は全国に布告を発し、また詔書をもって告げて言った。「ペルシャ王
クロスはこのように言う。 天の神、主は地上の国々をことごとく私にく
ださって、主の宮をユダにあるエルサレムに、建てることを私に命じら
れた。」
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[問題 290] Yes / No で答える問題(新約聖書)
イエスさまの代わりに釈放された「バラバ」の名前は、イエスである。
1 → 正しい 2 → 誤っている
[正解] 1
[解説]
マタイによる福音書 27:16 (新共同訳)
そのころ、バラバ・イエスという評判の囚人がいた。
[問題 291] Yes / No で答える問題(新約聖書)
"使徒の働き"が書かれた時代には「自動ドアー」があった。
1 → あった 2 → なかった
[正解] 1
[解説]
"使徒の働き"には「自動ドアー」があったと記述されている。
"使徒の働き" 12:10
彼らは第一、第二の衛所を通りすぎて、町に抜ける鉄門のところに
来ると、それがひとりでに開いたので、そこを出て一つの通路に進
んだとたんに、御使は彼を離れ去った。
扉がひとりでに開いたと、書かれています。「ひとりでに」は、原語では
αυτοματη(automatei)で 英語のautomatic(自動的)の語源となりました。
automatic door(自動扉)が、御使によって準備されたわけです。
[問題 292] Yes / No で答える問題(旧約聖書)
創世記で「へび」は、サタン(悪魔)であったと書かれている。
1 → 正しい 2 → 誤っている
[正解] 2
[解説]
創世記では「へび」は、サタンとは書かれていません。
聖書の一番最後の文書に、サタンであると書かれています。
ヨハネ黙示録 20:1-
また私が見ていると、ひとりの御使が、底知れぬ所のかぎと大きな鎖と
を手に持って、天から降りてきた。彼は、悪魔でありサタンである龍、
すなわち、かの年を経たへびを捕えて千年の間つなぎおき、そして、底
知れぬ所に投げ込み、入口を閉じてその上に封印し、千年の期間が終る
まで、諸国民を惑わすことがないようにしておいた。
[問題 293] Yes / No で答える問題(旧約聖書)
エノクは、自分の住む町をエノクと名付けた。
1 → 正しい 2 → 誤っている
[正解] 2
[解説]
創世記 4:17
カインは町を建て、その町の名をその子の名にしたがって、エノクと
名づけた。
[問題 294] Yes / No で答える問題(旧約聖書)
ノアの洪水で雨が降り始めから、雨がやみ地がすっかり渇き、ノアの一族
が船外に出るまでに、現在の暦で一年以上かかった。
1 → 一年以上 2 → 一年未満
[正解] 2
[解説]
創世記 7:11 ノアが六百歳の時の2月17日、雨が降り始めました。
創世記 8:14
ノアが六百一歳の時の2月27日、ノアの一族が船外に出ました。
一年以上と思われますが、しかし厳密に聖書から計算すると
40 + 150 + 150 + 7 + 7 = 354日となります。(これは旧約聖書時代の暦・
太陰暦では一年にあたります。)従ってノアの家族が船の中にいた期間は、
現在の暦では、一年以下となります。
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[問題 295] Yes / No で答える問題(新約聖書)
「ハレルヤ」という言葉は、新約聖書には書かれていない。
1 → 書かれていない 2 → 書かれている
[正解] 2
[解説]
ヨハネの黙示録 19章に4回「ハレルヤ」と書かれている。
ヨハネの黙示録 19:6
私はまた・・激しい雷鳴のようなものを聞いた。
「ハレルヤ、全能者にして主なる我らの神は、王なる支配者であられる。」
[問題 296] Yes / No で答える問題(新約聖書)
ヨハネによる福音書4章には、イエスさまはサマリヤの女から、井戸の水
を飲ませてもらったと書いてある。
1 → 正しい 2 → 誤っている
[正解] 2
[解説]
イエスさまはサマリヤの女から、水をもらっていません。
イエスさまがサマリヤの女から「水を飲ませて欲しい」と言う所から、こ
の話は始まりますが、その後、女の罪の問題、永遠の命に至る水の話題、
そして、女は伝道に飛び出して行き、最後まで水をもらったとは、書かれ
おりません。
[問題 297] Yes / No で答える問題(旧約聖書)
東京駅の地上から、地下ホームに向かう壁には「出エジプト記」を描いた、
絵画が飾られている。
1 → 正しい 2 → 誤っている
[正解] 2
[解説]
東京駅の地下に向かう壁画には「創世記」を題材にした、絵画が飾られて
います。
[問題 298] Yes / No で答える問題(旧約聖書)
言葉を話すロバの話が、民数記にはでてきますが、聖書の中で言葉を話す
動物は、この民数記の他にもいる。
1 → いる 2 → いない
[正解] 1
[解説]
聖書の中で言葉を話す動物の話は、創世記と民数記に出てきます。
創世記 3:1
へびは女に言った。「園にあるどの木からも取って食べるなと、ほんとう
に神が言われたのですか。」
民数記 22:28
主がろばの口を開かれたので、ろばはバラムにむかって言った。
「私が、あなたに何をしたというのですか。」
[問題 299] Yes / No で答える問題(聖書全般)
人間には、神を信じる自由も、信じない自由も許されている。
1 → 許されている 2 → 許されていない
[正解] 2
[解説]
人間には、神を信じる自由が(聖霊によって)与えられています。自由
は、神さまから与えられた最大の賜物であり「神の恵みに服従する自由」
のみがあります。神を信じない「不自由」を喜んでいる人びとに、真の
自由を証し続けましょう。
[問題 300] 最後の問題
以下の地名の中で、聖書に記載されていないものはどれでしょうか。
(出現しない地名を選択する)
A 風の谷 B 裁きの谷 C 幻の谷 D 塩の谷
[正解] A
[解説]
風の谷は、聖書に記載されていません。
B ヨエル書 3: 14 (新共同では 4:14)
裁きの谷には、おびただしい群衆がいる。主の日が裁きの谷に近づく。
C イザヤ書 22: 1
幻の谷についての託宣。あなたがたはなぜ、みな屋根にのぼったのか。
D サムエル記 下巻 8: 13
こうしてダビデは名声を得た。
彼は帰ってきてから塩の谷でエドムびと一万八千人を撃ち殺した。
そのほか聖書に記載されている「谷」
創世記 14:17
アブラムがケダラオメルとその連合の王たちを撃ち破って帰った時、
ソドムの王はシャベの谷、すなわち王の谷に出て彼を迎えた。
詩編 23:4
たとい私は死の陰の谷を歩むとも
風の谷で思い出すのは、宮崎監督の「風の谷のナウシカ」です。「風」は
聖霊を意味します。(ヨハネ3章)「風の谷」で「風」が止まった時に、
「谷」の住民は、壊滅の危機に瀕します。 人を身分で分け隔てすることな
く愛し、敵をも愛し、自然を慈しむ少女「ナウシカ」は、自らの命を犠牲
にして「谷」を救います。そして感動のラストシーン「復活」を迎えます。
有名なおばばの台詞「その者、青き衣をまといて・・人びとを清浄の地へ
・・」は、旧約聖書のメシヤ預言をさえ思い出させます。「ナウシカ」は、
もちろんイエスさまのようには動きませんが「イエスさまのDNAが受け
継がれている」と考えてしまうのは、私の思い込みでしょうか。
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約15ヶ月にわたって「聖書クイズ」を掲載してきましたが、300問でし
ばらくの間休ませていただきます。今まで「聖書クイズ」を楽しんでいただ
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