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浜島敏
神様からのメッセージ
-聖書は偉大なラブレター

浜島 敏著 イーグレープ刊


おわりに

 

みなさん。この本を最後まで読んでくださってありがとう。短い本ですが、「聖書」について、みなさんにお伝えできたことを喜んでいます。私が子どものころは、日本はアメリカを初めとする国々と戦争をしていました。ですから、キリスト教は良く思われていませんでした。昔のローマと同じように、キリスト教を信じているために牢屋に入れられた人たちもいました。

私が、小学校三年生のときに戦争が終わりました。そして、日本にもたくさんの宣教師がイエスさまのことを伝えに入って来るようになりました。私も、中学生のころ、この聖書を見たことがありました。でも、そのときは、あまり真剣ではありませんでした。高校に入ったとき、初めて町に、アメリカ人の宣教師が来ましたので、教会に英語を習いに行ってみました。そこで聖書のことを学びました。そして、二十歳のときに、イエスさまの十字架の意味を知って、クリスチャンになりました。それから今まで四十六年間、イエスさまを信じて失敗したと思ったことはありません。神さまはいつも、私を守ってくださり、たくさんのすばらしいものをくださいました。すばらしい人と結婚しましたし、すばらしい子どもが三人も与えられました。みんな感謝です。その大もとはといえば全部聖書に書かれています。ですから、みなさんも聖書を読んで、神さまの子どもとなることを心から祈っています。今から千六百年ほど前のアウグスチヌスという人は、人は神さまにお会いするまでは、本当の幸せはないと言っています。

今、世界のあちこちで、戦争や殺しあいが起こっています。とても残念です。イエスさまは剣をとるものは、剣で滅びるとおっしゃいました。また、平和を作り出す人こそ、神さまの子どもだともおっしゃいました。世界中の人がイエスさまを信じて、一日も早く本当の平和な世界が来るようにと願っています。そのためには、どうしてもみんなが聖書を読むことが必要なのです。

この本の一つの特徴は、できるだけたくさんたとえを使ったことでしょう。イエスさまも真理を示すのにたくさんのたとえを語られました。少しでも分かりやすく真理が分かるためです。しかし、たとえはたとえを越えることはできません。そして、真理の一面を知らせることしかできません。本当の真理は聖書そのものです。ですから、これを読んで、聖書に関心を持ったみなさんはぜひ聖書そのものをお読みください。


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