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〜信仰による労働の変革〜

アガペコミュニティーチャーチ 門谷 ユ一


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目次


W.信仰による労働の変革

6.まとめ

信仰と労働の関係の変遷を見た後、神から離れた現状の労働の姿を変革するために は何をなすべきか、又信仰は労働にどのような形で働くのか等につき、聖書的な原則及び教理から考察した。信仰は労働にどのような形で働くのかについては、聖霊論的考察、人間論的考察を行なった。聖霊論的考察、即ち聖霊は労働にどのように係わるのか、については、人間の構成という特性を用いて考察を試みた。人間の構成に関しては二分説と三分説の中間に位置すると思われる準二分説を提唱し、この説を用いて説明することを試みた。準二分説においては、人間は物質的部分である「体」と非物質的部分である「魂」と「霊」とからなるが、魂と霊は一体でありながらもそれらの役割は異なると見做した。この準二分説を用いて、聖霊は労働にどのように係わるのかについて、労働に対する聖霊の実体論的な(義認、救いにおける)働き、関係論的な(聖化における)働き、機能論的な(召しにおける)働きの三つの観点から、聖霊の働きについての考察を行なった。

人間論的考察においては、エリクソン氏の「神のかたち論」の枠組み、即ち実体的見方(人間の真の性質)、関係的見方(神と人間、人間と人間の関係)、機能的見方(人間がなす事柄)の三つの見方を踏襲しつつ、彼が掲げている神のかたちの本質に関する六つの結論と彼が挙げている神のかたちの教理が示唆する六つの総括的項目の両方をベースとして、信仰による労働の回復(変革)の考察を行なった。

最後に信仰による労働の回復(変革)の実際的な例を、人、企業、国の場合についてそれぞれ紹介した。

 

(信仰による労働の変革の姿総括)

信仰による労働の変革の姿においては、労働の場は呪われた場であるが、信仰により神との関係を回復した人間、即ち神のかたちを回復し新しく創造された人間は、霊によって神と交わることができるようになり、神の特別な恩恵による祝福を豊かに受けるようになる。労働の姿は全体として祝福の構造に回復される。しかし、呪われた労働の場においても人間の労働が回復し祝福を受けるためには、この世からの力にまさる神からの力が必要である。即ちアダムとエヴァに優る神からの強い助け(聖霊・キリストの内住)が必要である。新しい創造(聖霊・キリストの内住)なしに、罪にまみれたこの世で勝利を続けることはできない。この新しい創造は私たちに恵みと平安と祝福をもたらす。その結果、家庭・職場・社会等の労働の場は、全体としては呪われた場であるが、キリスト者の周辺は限定的祝福の場へと変えられる。

・労働と信仰との関係―労働と信仰は一体化に向け回復(神が共におられる)

・人間の霊―神と交わることができる状態に回復する、即ち神のかたちを回復し、聖霊・キリストの内住による新しい創造に入れられる。労働における聖霊の働きが顕著となる。

・労働の場所―家庭・職場・社会等の労働の場は、全体としては呪われた場であるが、キリスト者の周辺は限定的祝福の場所となる。

・労働の状態―喜びと祝福のある状態に回復、そこには神の豊かな恵み(特別恩恵)がある。

 

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