『隣り人を愛し、敵を憎め』と言われていたことは、あなたがたの聞いているところである。」しかし、わたしはあなたがたに言う。敵を愛し、迫害する者のために祈れ。(マタイによる福音書
5:43〜44)
1974年8月15日、インド独立運動は南アフリカから始まりました。マハトマ・ガンジーは英国の大学卒業後、南アフリカでのインド人救護の弁護士となり、自由のためには力か、復讐か、憎悪かで悩みました。その時かれは少年の時父から受けた許しと愛を思い出しまして悟りました。
「あの時の父のように自分の怒りを捨て相手の心を信じて訴えかければ白人の心を動かすことが出来るかも知れない。不当な差別をする暗黒法に従うことをせず、インド人を家畜扱いにする登録証を焼き捨て、悪法には服従しないことを政府に示しましょう。」と訴えました。「それでも彼等がわれわれを罰するのであれば喜んで受けましょう。われわれが求めるものは争いではなく人として当然あるべき平等な権利なのです。私は抵抗しない。殴られ私が苦しむことによって、彼等は不正を悟ります。時には彼等は私を殺すかも知れません、しかし彼等は死体を手に入れても服従は手に出来ないのです。」
彼は愛の人でした。だから彼は英国が敵だと思っていなかったのです。しかし彼等の考えが敵なであると思いました。問題だけを解決すれば必ずよき友人になれると確信していました。「暴力は個人を攻撃するだけで何の解決にもなりません。非暴力は問題そのものを攻撃するのです。愛はお互いを信頼する心です。理性が問題を解決します。」という彼の非暴力の精神はイエスが敵をも赦した愛に通じるものです。
瞑想:今まで敵のために祈ったことがありますか。
賛美:賛美歌 136 「血しおしたたる」
祈り:主よ、許す心を与えたまえ、アーメン。