[十字架の言は、滅び行く者には愚かであるが、救にあずかるわたしたちには、神の力である。] すなわち、聖書に、「わたしは知者の知恵を滅ぼし、賢い者の賢さをむなしいものにする」と書いてある。[知者はどこにいるか。学者はどこにいるか。この世の論者はどこにいるか。神はこの世の知恵を、愚かにされたではないか。](コリント人への第一の手紙18~20)
真珠湾攻撃で日本の爆撃機の指揮をとったのは塚田美津雄中佐でした。後に塚田氏はアメリカ爆撃機の戦闘員、Jacob DeShazer によって書かれた小冊子を読みクリスチャンになり、伝道者になり、今度は爆弾ではなく、福音の言葉を持って全米を回ったのです。どうして彼はそのように変わったのか。
彼はこんな話を聞きました。フィリッピンにいた
アメリカの宣教師が終戦直前、日本兵に捕らわれスパイ容疑でその場で射殺されることになりました。そのとき30分の余裕を貰い、聖書を読んで祈ったのです。その聖書の言葉と祈りは十字架で息を引き取るときに祈られたイエスの祈りでした。(ルカによる福音書23:34)
イエスは言われた、「父よ、彼らをおゆるしください。彼らは何をしているのか、わからずにいるのです。」
あとで宣教師の娘が両親の遺志をついで敵であった日本兵傷病者のために看護婦として捧げる話を聞かされ、塚田隊長は心を打たれ、改心へと変わって行ったのです。
福音の中心メッセージ、すなわち神の子イエス・キリストが教え、また身をもって実行された敵を愛する聖なる神の愛、十字架の愛を見せられたからのできごとでした。
黙想:福音は何故力ですか。
賛美:賛美歌 199 「わがきみイエスよ」
祈り:主よ、あなたの許し感謝です。アーメン。