「わたしはあなたのほかに、だれを天にもち得よう。地にはあなたのほかに慕うものはない。わが身とわが心とは衰える。しかし神はとこしえにわが心の力、わが嗣業である。見よ、あなたに遠い者は滅びる。あなたは、あなたにそむく者を滅ぼされる。しかし神に近くあることはわたしに良いことである。わたしは主なる神をわが避け所として、あなたのもろもろのみわざを宣べ伝えるであろう。」(詩篇
73:25〜28)
この世でどんな犠牲を払っても慕っていきたいお方は誰でしょう。われわれクリスチャンにとって慕うべきお方は主イエス・キリストです。そのイエスに献身して従うものをクリスチャンと呼びます。キリストにあがなわれた者、キリストの弟子という意味です。弟子となり続けるには師と仰ぐお方を一生涯こよなく愛し慕う気持ちを心に抱かずに出来るものではありません。そうさせて下さるのがキリストの魅力である無限の愛であり、赦しであり、励ましです。
パウロはキリストの恵みを福音と呼びました。受けるに相応しくないときに溢れるばかりの恵みを受けたからです。そしてそのために彼はその福音をこよなく愛し喜んで宣べ伝えました。それによって恵みが益々与えられて一生を勝利の裡に閉じることが出来ました。キリストに愛されて生きる。キリストを愛して生きる。キリストに導かれて生きる。キリストと共に生きる。キリストを目指して生きる。キリストの苦しみにあずかって生きる。復活の希望と再臨の栄光に生きる。これこそイエスをまぼろしとして慕う者の生き方でないでしょうか。
黙想:あなたの憧れは何ですか
賛美:聖歌 259「きみはわれのまぼろし」
聖歌557番「慕いまつる主なるイエスよ」
祈り:主よ,あなたと共にいつまでも歩かせたまえ。アーメン。