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こころ いやされ やしなわれて
for Daily Devotion 今日をよりよく生きるために

齋藤 由治 著 イーグレープ刊


85.すべて主にたよれ

「心をつくして主に信頼せよ、自分の知識にたよってはならない。すべての道で主を認めよ、そうすれば、主はあなたの道をまっすぐにされる。自分を見て賢いと思ってはならない、主を恐れて、悪を離れよ。そうすれば、あなたの身を健やかにし、あなたの骨に元気を与える。」(箴言 3:5〜8)

 台風11号の影響を受けて37日間遭難した武智三繁さんが奇跡的に救助されたニュースをテレビで見ました。どうして生き抜くことができたのでしょうか。第一に彼は海で生きるために確かな知恵を持っていたということです。彼の舟には大きい波にも耐えられる装置を持っていました。それはアクアシュートと呼ばれる海中パラシュートです。これを舟に繋いでおくと、実験によると5メートルぐらいの横波をくらっても、吸収されて沈まないそうです。

 彼の小舟につけているアクアシュートのために簡単に沈まないと知っていたから、彼は平静になれたのではないかと思います。それに加えて彼の楽観的な性格が生き延びるに役立ったと云うことです。西瓜が流れて来ないかと思ったり、魚を捕って食べ、水がなくなったきは、海水を沸かして蓋についた湯気をなめて水分を補給したり、陽差しの強い日中は日陰で休み体力の消耗を避けたことなどです。

 誰でも頼る確かなものがなければそのような時にパニック状態になり、折角持っている知恵も有効に生かすことが出来ないし、また必要な行動も起こせないでしょう。丁度、武智さんが、命綱とも言えるアクアシュートに舟を繋いでいたように、先ずは全能なる主に頼るなら、すべての道は備えられるのです。
黙想:すがる拠りどころを確かめましょう。
賛美:讃美歌291「主にまかせよ、汝が身を」
祈り:主よ、あなたの力で守りたまえ。アーメン。

 

 

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