ライフワークの定義
ライフワークとは「一生かけてする仕事や事業」(『広辞苑』)のことです。それぞれの社会において与えられた仕事よりもはるかに大きな、一生をつらぬく仕事。神から与えられた仕事。英語ではcalling、ドイツ語ではBerufとなり「神からの召し」「使命」とも訳されるのです。ライフワークを正しく発見して、それを実現していく。それにまさる喜びはありません。いきがいとなり生きる情熱にもなります。
ライフワークを発見して、それを実現していく喜び。むなしさを今は感じていても、ライフワークを知ると、人は大きく変わります。今からでも遅くありません、それが実現されていくと、言い知れぬ充実感と幸福感に満たされます。それをここで明らかにして、生きる喜びを皆様とわかちあいたいと思います。まずは、僭越ながら私個人のこれまでの歩みから明らかにしていきたいと思います。その後は、シュヴァイツァー、ルター、カルヴァン、内村鑑三、矢内原忠雄、賀川豊彦等の信仰と生涯から学びたいと思います。いずれの人も、神を信じて聖書を神の言葉だと確信しています。
私のライフワーク
天命を知る年齢となった今も、私にとってのライフワークとは、以下の三つの働きで神の栄光をあらわすことです。第一に大学教授・学者となり学問をとおして、第二に牧師・伝道者となり聖書をとおして、第三に作家・批評家となり文学をとおして、神の栄光をあらわすことです。
大学四年生の時に、将来、「大学教授兼牧師兼作家になる」という人生計画をたてました。これをトロイカ人生計画と名付けました。トロイカとは、ロシアの三馬立て馬車のことです。この計画を立てた頃の私は、劣等生であり、この計画が実現する可能性はほとんどありませんでした。しかし、不思議にも実現していったのです。
あれから二五年経た今年、国立大学教授になりました。三年前には牧師になりました。文学賞も取得して、小説も創作しています。月曜日と火曜日は大学教育と小説の創作、水曜日から金曜日までは大学教育と研究、土曜日は礼拝説教を作成して日曜日は牧師として説教を担当する。
このように、今は充実した日々を送っています。幸福感・・・・神様は実現するように助けてくださったという思いに満たされます。これまでの歩みを振り返りましょう。
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