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著者プロフィール


二重の祝福のダブルレインボー


溝口 修


虹 今から2年半前の2003年の8月に初めてこの会社を訪問した。正確に言えばこの会社は、従業員や設備など、生産に必要な一切を保有したまま経営不振に陥り、倒産状態でした。ちょうどそんな時に、中国の国営企業と台湾の大手企業、それに日本の総合商社・丸紅から、顧問をしていた私宛に調査以来がありました。この会社に資本金12億円を投じて再生し、彼らの事業に活用出来ないだろうかと言う意図です。東芝に在職時代、10年以上係わっていた同じ事業とは言え、12億円は大金です。

 

 中々決断出来ないでいる時、会議中の6階の事務所からふと外に目をやると、眼前に広がる琵琶湖の上に、これまでの人生で一度も見た事もないダブルレインボーがクッキリと架かっているではありませんか。
それは、まさしく聖書:創世記で神様がノアと約束された時と同じ様に、決断しかねている私に、『一度倒産させたこの会社を二度と倒産させる事はしない。』と言う神様からのGOサインの様でもありました。

 3カ国によるJV事業の立上げは信じられないスピードで推進され、その年の10月に新会社としてスタート。
それまでの従業員を一人も失う事無く、失業の不安から救う事が出来たのです。私自身も、3カ国の株主から「社長」に推されて、初代社長に就任しました。

 将来の生活の糧も準備しないまま、「きっと神様が養ってくださる」を信じて、団塊世代が定年を迎えるよりも5年早く、「早期退職優遇制度」を活用してから一年半後に、この様な道が備えられていたとは、全く思っても見ない事でした。この日を迎えるまで「備え主、なる神様」は、退職後の500日余りの毎日の私の(家内と一緒の)道を備えていて下さっていました。それらの事柄につきましては後日、続報で書かせて頂きたいと思っています。

 この会社の名前は、日本オプトデイスプレイテクノロジー株式会社(JODT(株))と言いますが、私の中ではジーザス・オプトデイスプレイテクノロジー株式会社で、主権者はイエスキリストだと思っています。 経営理念として箴言:11章から、『指導者(イエスキリスト)が無ければ民は倒れ、助言者が多ければ安全である」を掲げさせて頂いております。

箴言

  私たちの会社は、東芝の様な大企業ではなく、一人ひとりも弱い者ですが、「弱いからこそ強い」を実践して行く事により大きな信頼を勝ち得る企業に成長して参りたいと努力しています。

次回は、そんな様子をお伝えしたいと思っております。

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