問題を解決する法     

Don’t Worry ささきみつお

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どんなことにもくよくよするな!
どんなことにもくよくよするな!

--問題解決への22突破口合言葉はDon’t Worry--

●弁護士 ササキ・アイザック・ミツオ 著
サイズ・B6判 P130 ¥880

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佐々木みつお
著者プロフィール


「どんなことにもくよくよするな!」
(問題がなければ問題だ!)R

 

大いに笑おう

カリフォルニア大学のノーマン・カズンズという教授がですね、「5百分の1の奇跡」という本を出してベストセラーになり、日本語訳もあるそうです。何の奇跡かというと、この先生、膠原病(こうげんびょう)にかかったんですよ。膠原病、これは難病ですね。お医者さんに行ったら、これは5百人に一人しか治りませんから、「確率5百分の1」ですよと言われた。

それで、いろいろ薬を飲んで治療を受けたが、それでも良くならない。どんどん悪くなっていく。「どうせ死ぬなら残りの人生は面白おかしく過ごそう」と、決心したんですね。お笑い番組を見たり、コミックを読んだりして、とにかく冗談言って笑って過ごしていた。そうしたら、笑っているうちに、なんと膠原病が治ってしまったんです。

それで、彼は文学の専攻なのに、今は医学部で教えているんです。「笑いの効用」という講座で。彼はこう言っています。「病は笑うべきではないが、笑うべきだ」(笑)。これは、私流に言うと

「問題は笑ってはならないが、笑わなければならない」

笑っているうちに、問題って解決してしまいますよ。私の知り合いの若い夫婦が大喧嘩をしたんですよ。ご主人のほうは会社がうまくいかなくて、給料がだんだん減り、ボーナスも出ない。それで面白くない。奥さんも、このままいったら家のローンが払えない。子供の教育費はどうなる。そんなことでもめていたんですけれども、ある朝、爆発したんですね。それでもう大喧嘩。

お昼になったので、奥さんが、嫌々、スパゲッティを作ったんです。ミートソーススパゲッティ。それを、ご主人に出した、怒っていたので何も言わないで。ご主人もお腹が減っていたので、「しょうがない。食ってやるか」と食べたんですね。そうしたら、「なんだ、こんなまずいもん食えるか!」と怒ってね、奥さんの頭の上にミートソーススパゲッティをかけちゃったんですね(笑)。奥さんがあんまりかっかしていたので「かっか、かっか」と塩を入れ過ぎちゃったらしいんです。だから、塩の塊みたいなスパゲッティだった。

普通だったら、奥さんはワァワァ泣くわけですけれども、最近の女性は強いですから、負けていませんよ。「あなた!なにするのよ!」と叫んで、今度は、自分のミートソーススパゲティをご主人の頭の上にぶっかけたんです。それで、二人がスパゲッティを頭にのせてにらみ合っている。これはもう、婚姻を継続しがたい重大な事由(笑)、離婚原因になるのではないか。

ところが、そこへ子供が帰ってきた、外で遊んでいて、お昼だから。ガラッとドアを開けたら、両親がスパゲッティを頭からかぶって、にらみ合っている(笑)。ビックリしちゃったと思うんですけれども、次の瞬間、「パパ、ママ、面白いよ、ぼくにもやらせて!」と言ったのです(笑)、「ぼくの頭にもかけてよー!」と言ったら、その場がほぐれて三人とも笑い出した。それで仲良くなって、今、非常にあつあつで暮らしています(笑)。なんと、この家族は私の教会に来ている方なんです。ですから、笑いは夫婦問題も解決してしまう。

「笑いは百薬の長」「笑う門に福来たる」

「ドント・ウォリー!」ということは、「笑っていいよ」「大いに笑いなさい」ということです。

皆さん、健康な人でも、一日4千個のガン細胞が生まれるそうです。公害、添加物、ストレスがたくさんありますから、ガン細胞が毎日4千個も発生するのです。放っておくと、ガン病に犯されることになります。ところが、一回笑うと、2百個のガン細胞が死滅するそうです。一回笑うと2百個です。では、4千個のガン細胞を殺すには何回笑ったらいいでしょうか?20回ですよね。ですから、最低20回、一日に笑わないと危ないですよ(笑)。

医学的には、笑うことによって体内に免疫ホルモン(エンドルフィンとかドーパミン)が大量に生み出されて、ガン細胞を死滅させてしまうそうです。人を造ったのは神ですが、神の創造の驚異は、はかり知ることができません。

 

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