クリスチャンビジネスマンへの朗報
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>> 『参考文献』
〜信仰による労働の変革〜

アガペコミュニティーチャーチ 門谷 ユ一


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目次


W.信仰による労働の変革

2.堕落から祝福の方向へ 

  では、私たちは労働においてどのような方向に向かっていくべきであろうか。
(1)人間は罪のために、神が私たち人間に与えられた世界管理の仕事を歪めてしまった。労働を通してその歪みを是正していくことが必要である[2]。神に方向を向け、神との関係回復を行い[5]、本来のあるべき姿、創造の御業への回復、社会や会社の中における神の御国の回復を行うことが私たちの使命である、「主を求めよ。お会いできる間に。近くにおられるうちに、呼び求めよ。 悪者はおのれの道を捨て、不法者はおのれのはかりごとを捨て去れ。主に帰れ。そうすれば、主はあわれんでくださる。私たちの神に帰れ。豊かに赦してくださるから。「わたしの思いは、あなたがたの思いと異なり、わたしの道は、あなたがたの道と異なるからだ。――主の御告げ。――天が地よりも高いように、わたしの道は、あなたがたの道よりも高く、わたしの思いは、あなたがたの思いよりも高い。雨や雪が天から降ってもとに戻らず、必ず地を潤し、それに物を生えさせ、芽を出させ、種蒔く者には種を与え、食べる者にはパンを与える。」」(イザヤ55:6〜10)。
(2)この世界が神様の願いにかなう社会に変革していくという使命を担っていくことが必要である。神様は、この世の組織・企業をとおしても、この世界の創造の秩序を回復しようとしておられる。
(3)神の国が信じる者にのみ現され、一般にはなお隠されたままになっている現実の世界における労働は、大勢として神を認めない者による、報酬を求める営利活動を特徴としている。それだけ世界管理のわざは歪んでいる。従って、神の恵みにあずかり回復された労働の意義を体得した者は、常に、労働の究極的目標を示し続け、世界管理の方向を正す努力をしなければならない[5]。
(4)詩篇37編9節の御言葉「悪を行なう者は断ち切られる。しかし主を待ち望む者、彼らは地を受け継ごう。」やTテモテ4章5節の御言葉「神のことばと祈りとによって、聖められるからです。」の注解の中でカルヴァンが述べているように、人間がキリストによって新生させられるとき、彼は新しい信仰のセンスを与えられ、この世からの逃避ではなく、この世に対する本来の正しい積極的な関係を回復させられる。それゆえにキリストは、そのような信仰者を担い手として用いて文化、社会を改造し、それを通じて神の支配、神の国を確立なさろうとするのである[28]。
(5)進化論的でこの世的な世界観・労働観から、キリスト教的な世界観・労働観へシフトして行くことが必要である。
(6)労働において、霊的力を働かせること、神の力を働かせることが大切である(ローマ12:11)。
(7)将来への希望を持って、「被造物も、切実な思いで神の子どもたちの現われを待ち望んでいるのです。それは、被造物が虚無に服したのが自分の意志ではなく、服従させた方によるのであって、望みがあるからです。被造物自体も、滅びの束縛から解放され、神の子どもたちの栄光の自由の中に入れられます。」(ローマ8:19〜21)、粘り強く、徐々に労働を回復させていくことが大切である。
(8)労働はイエス・キリストによって呪いから贖い出されている。キリストの贖いにより、祝福である労働は呪いである労働に打ち勝っている[4]ことをいつも覚える必要がある。
  以上、労働の向かって行くべき方向を示した。かつて宗教改革の時代には良き労働は取り戻されていた。私たちは今一度、良き労働を取り戻し、喜んで労働を行う者に回復されたいと切に願う。

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