クリスチャンビジネスマンへの朗報
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>> 『参考文献』
〜信仰による労働の変革〜

アガペコミュニティーチャーチ 門谷 ユ一


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目次


W.信仰による労働の変革

5.信仰による労働変革の実際的な例 A

(2)企業の例
(a) サービスマスター・インダストリーズ社[46]
この大企業は創業以来、キリスト教的な精神を活かし拠り所としてきた会社である。神を信じ、その意志をビジネスの中で実現しようという同社の考え方は、この企業の価値観の根幹を成すものであり、その経営の多くに影響を及ぼしている。この企業の目指す所は、人を教育し、彼らがより効果的な仕事をし、職場においてより生産的になるとともに、より良い人間にもなるように仕向ける、ということである。そしてキリスト教的な精神はこれらの方向性に強い影響を与えている。この企業の四つの社是(使命)は、何をするにも神を敬おう、互いに助け合い成長しよう、常に一つ上を目指そう、より大きな利益を目指そうであるり、これらの中にもキリスト教的な精神は強く現われている。この会社の社長兼最高経営責任者であったウィリアム・ポラード氏は、この会社の「中興の祖」ともいうべき人物であり、熱心なキリスト教徒である。彼は「企業の全ては人に始まる」、「神は教会や礼拝堂ばかりでなく、職場にもいる」との信念をもって、この会社をリードした人物である。彼は次のような目で人を見ていた「私が神を信じているのはイエス・キリストを信心し、信頼しているからだ。わたしはキリスト教徒だ。これはわたし個人の信仰であり、会社の信条ではなく、またそのような形で強制できるものでもない。私が信じているのは聖書の神であり、私の中では、自分の仲間も、ライバルも、嫌いな人も、好きな人も、みなを創造した神だ。私はその神が一人一人に尊厳と価値と可能性と選択の自由を授けたと信じている。我が社を構成しているのも、私の仕事に意味を与えてくれるのも、そういう人たちだ。わたしが日々心がけているのは自分の信仰を説くことではなく、わたしやその信仰に同調しない人たちも含め、さまざまな人たちと知り合い、接する中で、自分の信念を実践していくことだ」[46]。又彼は、神とビジネスとは相容れるものであり、両者には次のような関係があると述べている「利益は神の世界において利用され、投資されるべき手段であり、崇拝されるべき究極の目的ではない。利益は私達の努力の価値を測る正当な尺度だ。必要不可欠な資本の源であり、個人や、家族や、営利企業にせよ、非営利団体にせよ、社会のあらゆる組織が生存するために必要なものだ。その年その年の事業から剰余金を生み出さなければ、自己資本はできない。自己資本がなければ、赤字で営業して行くことになる。営利企業であれ、非営利団体であれ、赤字続きで生き残れる組織はない。神とビジネスは相容れるもので、利益は私達の努力が全体としてどれだけ効果があったかを判断する尺度だ。仕事と利益は厳然と存在する。利益が出るように企業の中で仕事を管理するのがリーダーの責任だ。私達にとって、神と利益を結びつける絆は人なのだ。」[46]。

この会社の業務内容は、各種の清掃から害虫駆除、芝の手入れ、メイドサービスなどにわたり、全米のみで一般家庭・事業所併せて年間1150万以上の顧客にサービスを提供している。2001年の段階で、グループ全体の売上高は5000億円以上、雇用者は20万人以上、会社価値は3000億円以上、各事業単位毎に5年で顧客を2倍に増やすという優良企業である。神的経営の素晴らしい模範であり、神により頼んで労働を行えば祝福が伴うということの良き見本でもある。このような企業が米国のみならず、日本や世界の多くの国で起こされることを心より願う。

ウィリアム・ポラード氏には、統率力、マネジメント力(含 問題解決力、判断力、決断力)、リーダーシップ、スチュワードシップ、等の聖霊の賜物、そして豊かな聖霊の実が同時に備えられているものと思われる。労働の変革の良き実際的な例として参考にしたい。

(b) 日本ロングライフ株式会社[47]
この企業は会社の方針として大胆にキリスト教主義を打ち出している。この会社の代表取締役である遠藤正一氏はキリスト教信徒であり、「畑を耕し、種を蒔けば、その後は神に委ねる。」という信念で同社を導いている。毎朝、朝礼で賛美歌を歌い、老人ホームでは七人の牧師の持ち回りで、礼拝を持つ。経営している専門学校では必ず聖書を配っている。またクリスマスには各界から1000名以上の著名人を集めて集会を開き、大胆に福音を語る。同氏は「自己満足ではなく、巧みに知恵を使い、伝道します。経営を通して、会社自体が証をします。堂々と福音を伝えます。会社の後ろには神がついているから怖いものはありません。」と語る。現在同社は関西に11の有料老人ホームと4つのグループホームを持ち、更に発展中である。会社の業績も 快調で、毎年120%以上の成長率を誇る。今後のビジョンは「アメリカにある、リタイヤメントビレッジを日本に作りたい」ということである。同社は大企業ではないが、神により頼んで労働を行うことにより、大いなる祝福をいただいている企業の良き例である。遠藤氏には神から、知恵、リーダーシップ、スチュワードシップ、企画力、マネジメント力(含 問題解決力、判断力、決断力)等の聖霊の賜物が与えられているものと思う。労働の変革の良き実際的な例として参考にしたい。

 

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