「叫ぶ石」

川端 光生


著者プロフィール

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自分でご破算
うそ発見機
残るもの
私は惨め
快適な生活
人生にエラーは普通
一流の条件
ブームは必ず去る
加藤嘉明の皿
絶対音感
苦しみの時に
50年前のエチケット
山形人の謙虚
主に交われば
科学が聖書の理想を
「はい」は「はい」
コペルニクス的転換
豊かな涙を流す
あなたの宝物
錯覚してませんか
自己実現で満足か
美人の基準
真価が問われる時代
N姉を偲んで
崩壊前夜の平和(上)
崩壊前夜の平和(下)
キリストを信じても
最も大切なもの
五十嵐建治
覚悟
神棚、仏壇を処分
黄金率
キム・ヨンギ
これを唱えなさい
祈りなしには生きられない
私は冬の木
正しい人ほど悔い改める
信仰が重荷になる理由
一歩前へ
クリスマスを祝う
平和を実現する人々
百円ショップ
憎悪は愛の哀願

ブームは必ず去る

 「ブームの去らない市場はない――これを頭に入れておくこと」。これは、最近知り合いから読んでみてと渡された「経営原則」の本の一項目です。

 時代の流れの中で結んでは消えていく泡のような流行は、人間の本質的な必要から生まれたものではなく、一部の仕掛け人によって市場調査の上で仕組まれたものです。テレビ・雑誌で情報さえ流せば、即ブームになっていくといいます。何しろブーム作りの専門家たちが知恵とお金を出し、ブームになる前からブームになっていると宣伝するのですから、多くの人が吟味することなく、それに動かされてしまうのです。でも、冷めるのも早く、いつのまにか何事もなかったかのように静まってしまいます。ですから、流行に疎い人々は、そんなものがはやったことさえ知らない有様です。

 流行に手を出すのは悪いわけではありませんが、乗せられるのは禁物です。ついつい乗せられてしまうのは、自分が本当に必要としているものが何なのか、自覚ができていないからだと思います。「なくてはならないただ一つのもの」(ルカ10・42)をしっかりと握って確信があるなら、だいたい本物と偽物の区別ができるはずです。

 キリスト教界にもさまざまなブームがありました。可能性思考、自己実現、自己愛、心理学的カウンセリング、第三の波・カリスマ運動、地域霊、ゴスペル音楽・・・・今後もいろいろなブームが起こるでしょう。こうしたブームの担い手は、福音伝道のためという真摯な願いをもっているのだろうと思います。しかし、残っていくのは、聖書から出てきた本物だけです。聖書的ではない偽物に動かされると、徒労と虚しさだけが残ります。

 使徒の時代から今日まで変らず続く大切なこと、御言葉と祈りを第一にしていれば聖霊による洞察力が高まり、何がブームになっても、惑わされることはありません。

 

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