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川端 光生



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王貞治監督引退

 私は、プロ野球への関心を8割がた卒業してしまいましたが、ソフトバンクの王貞治監が、福岡ヤフードーム今季最終戦後のセレモニーで「勇退報告」をしたシーンには、さすがに胸が熱くなりました。子供の頃から長い間アンチ巨人だった私も、王貞治の勤勉さ、誠実な人柄、謙虚な態度に触れるにつれ、立派な人物だと認めざるを得なくなっていました。

 「勇退報告」の日、米メジャーリーグでヒット数の記録を塗り替えているイチロー選手が、こんな意味のコメントを語っています。「(通算ホームラン数などの)記録が王監督を偉大にしているのではない。王貞治を偉大にしているのは、その人柄である。その人格が、『世界の王』にしている」。うなずけます。

 また、こうも述べていました。「野球界に尊敬できる人はいない。本当にいない。しかし、王監督だけは、尊敬できる数少ない一人だ」。「数少ない一人だ」とイチロー選手は言いましたが、それは他の野球人に配慮しての言葉であって、本当は王貞治しかいないということのようです。「偉大な記録を作った選手や、人気を博した選手はたくさんいる。しかし、本当に偉大なのは、王だけだ」・・最高の賛辞です。あの楽天イーグルスの野村監督でさえも、王は実力・人格とも超一流だと賞賛しています。王貞治という野球人は、「何が人を偉大にするのか」を考え直させます。

 ところで、最近、米ナビゲーター副代表のジェリー・ブリッジの著書『聖さの追求』を読んでいて、似たような言葉にぶつかりました。

 「今まで、数多くの有能な伝道者や牧師と出会った。しかし、『聖い』といえる人物と出会ったことはほとんどない」。

 ショッキングな言葉です。何が、クリスチャンや伝道者を偉大にするのか、考え直さなければなりません。自分は何を追求して生きるのか、方向転換を迫られるでしょう。

 「人はうわべを見るが、主は心を見る」(Iサムエル16・7)。クリスチャンであっても、記録や数字、能力に価値を置いて評価してはいないでしょうか。主が求めておられることは、違うようです。


 

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