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著者プロフィール


バイブルメッセージ   

−わたしたち人間の能力ではできない仕事を、あえてさせてくださる神−

森正行氏

5.神はどんな仕事をさせるのか?

(7)  それぞれの職種の模範者として 

 人は、神の前で罪を犯して以来、神の愛を見失い、本当の職業意識も見失ってしまいました。

 そこで神は、神とともに歩むクリスチャンに本当の職業意識を示し、その人を用いて、この世の人々に、それぞれの職種の本当の姿を明らかにされます。

 

この世には多くの人々が様々の職種で働いています。

営業マン、製造業の従業員、農業生産者、公務員、酪農家、会計士、オペレーター、医者、教師、整備士、銀行員、清掃業者、飲食業経営者、建設業者、弁護士、デザイナー、等々。

多くの人々が、それぞれの職種において、多くの時間と労力を費やし働いています。

しかし、その大多数は、自分や家族の幸せのため、あるいは生きていくために働いているのではないでしょうか。

旧約聖書の伝道者の書には次のように記されています。

 

エルサレムでの王、ダビデの子、伝道者のことば。

空の空。伝道者は言う。空の空。すべては空。

日の下で、どんなに労苦しても、それが人に何の益になろう。

一つの時代は去り、次の時代が来る。しかし地はいつまでも変わらない。

日は上り、日は沈み、またもとの上る所に帰って行く・・・

伝道者である私は、エルサレムでイスラエルの王であった。

私は、天の下で行なわれるいっさいの事について、知恵を用いて、

一心に尋ね、探り出そうとした。

これは、人の子らが労苦するようにと神が与えたつらい仕事だ。

私は、日の下で行なわれたすべてのわざを見たが、

なんと、すべてがむなしいことよ。風を追うようなものだ。

                               伝道者の書1章より

 

この世の多くの人々は、この社会を改善させることや、事業を成功させること、生活の糧を得るために働き労苦していますが、伝道者はそれらのことが、実は「空の空。すべては空。」と語り、神を畏れず無視した「人の世」、「神無き人生」は、すべてのことがむなしいことを悟ったのです。

「日の下で、どんなに労苦しても、それが人に何の益になろう。」

 

哲学・物理学で功績を残し、クリスチャンであったパスカルは言いました。

「この世のむなしさを悟らない人は、その人自身がまさしくむなしいのだ。」

 

また、伝道者の書は、次のようにも記されています。

私はまた、あらゆる労苦とあらゆる仕事の成功を見た。

それは人間同士のねたみにすぎない。これもまた、むなしく、風を追うようなものだ。

                                伝道者の書4:4

この言葉がリビング・バイブルでは次のように記されています。

物事を成功させる原動力は、ねたみであることを知りました。

これもまたばかげたことで、風をつかむような話です。

 

私たちの身近で、多くの人たちが技術開発や販売促進にしのぎを削っています。

もはやその人たちの目は、目指しているものやそのためのプロセスに向けられ、「何のためにしているのか?」という原点を見失い、ねたみや嫉妬が動機となり、原動力となってしまっていることに気付いていないのです。 

この世で、どんなに「仕事で成功した」と好評を得ようとも、その動機は、ねたみや嫉妬であったり、本音は私利私欲のためであったり、「勝ち組・負け犬」を意識した恐れである場合が大半ではないでしょうか。

 

また、箴言には次のように記されています。

 

富を得ようと苦労してはならない。自分の悟りによって、これをやめよ。

あなたがこれに目を留めると、それはもうないではないか。

富は必ず翼をつけて、わしのように天へ飛んで行く。

                                箴言23:4−5

今日、多くの人々が、「富を得よう」という動機で仕事に励んでいます。

 

 

ところで、神はイエス・キリストを救い主と信じる者たちに言われました。

 

あなたがたは、世の光である。山の上にある町は隠れることができない。

また、あかりをつけて、それを枡の下におく者はいない。

むしろ燭台の上において、家の中のすべてのものをさせるのである。

そのように、あなたがたの光を人々の前に輝かし、

そして、人々があなたがたのよいおこないを見て、

天にいますあなたがたの父をあがめるようにしなさい。

                               マタイ5:14−16

「世」とは、この社会に生きるすべての人々です。

具体的に言えば、私たちの身近にいる人々のことでもあり、私たちの働いている職場の人々です。私たちひとりひとりは、多くの人々に囲まれて、働いています。

その中で、私たちは神様から「あなたがたは、世の光である。」と言われ、さらに「あなたがたの光を人々の前に輝かし、そして、人々があなたがたのよいおこないを見て、天にいますあなたがたの父をあがめるようにしなさい。」と言われているのです。

 

何のために、どのような姿勢で、どんな目標を持って仕事をしていけばよいのか、本当の職業意識を見失い、また誤解している多くの人たちに対し、私たちクリスチャンは、それぞれの職種の本当の職業意識を持って仕事に励み、そこから生まれる自然体の姿を通して、真の職業意識を示す働きが、神から与えられているのです。そうなることよって、「人々があなたがたのよいおこないを見て、天にいますあなたがたの父をあがめるように」なっていくのです。

 

もし、あなたがこの世で何らかの仕事をしているのであれば、それが反社会的なものや神の喜ばれない職種は別として、私たちは神と聖書の言葉の前で静まり、あなたの職種の真の職業観を神に祈り求めていかれることをぜひお勧めします。

 

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